9/15,16報告会「バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯の平和を求めて」開催報告
この秋、バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯の平和を求めて闘っている
先住民族リーダーが来日。9月14日(月)~16日(水)の3日間、3会場で報告会を開催しました。
(彼らの活動をサポートする日本のNGO「ジュマ・ネット」に、
8のWE21ジャパン地域NPOが2008年度、支援を行いました。)
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報告会に参加された方からの感想を紹介します。
今回、私はスルタナ・カマルさん、ランライ・ムローさん、お二人のお話をお聞きするまで、
チッタゴン丘陵地帯という場所も、そこで起こっている問題も全く知りませんでした。
バングラデシュのチッタゴン丘陵地帯では、もともと先住民族が住んでいた土地に、
19世紀末から多くの平野部のベンガル人が流入し、徐々に先住民族の土地を
占拠し始めたため、この土地に住んでいた人々との間で緊張が高まり、紛争・虐殺が
起こるようになったということでした。
またこの問題には、アメリカ援助のダム建設や政府の大型開発事業による
先住民の立ち退きといったような、国の経済発展のために先住民族が犠牲になる
という構図があるようにも見えました。
2008年12月の選挙で圧勝したアワミ連盟は、問題解決に向け、
1997年の和平協定の完全実施をマニュフェストに掲げているということで、
現在、丘陵地帯に長い年月の間、駐屯していた軍の撤退が始まったそうです。
パレスチナ問題や他国の問題などに見られるように土地を巡った争いの解決は
とても難しいなかで、政府主導で問題解決に踏み出したことはとても素晴らしいことだと
感じます。この勢いに乗って私たちからも何か手を差し伸べて、先住民族のジュマの
人々が早く平穏な暮らしを送れるように応援していきたいです。
また、土地が返されて完全に軍が撤退した後には、家父長制のジュマの女性の
権利が向上するよう支援していくべきだと強く感じました。
(WE21保土ヶ谷インターン A.A)
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【報告会開催概要】
「バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯の平和を求めて~先住民族リーダーから学ぶこと~」
『バングラデシュで今でも紛争がおきている』
と言われても、ピンと来ない方が多いことでしょう。
世界から注目されることのない、日の当たらない小さな紛争地に耳を傾けてみませんか?
チッタゴン丘陵地帯で暮らす先住民族「ジュマ」の人々は、1970年代から政府による
人権侵害や虐殺に苦しみ、紛争にまで発展しています。
その中で、陸軍や政府高官、企業の不正に抗議し、草の根レベルで住民の意識を高め、
マイノリティの人権のために闘っている彼の壮絶なライフ・ヒストリーから、多くを学びます。
【第1回】
日時:2009年9月15日(火) 10:30~12:30(開場:10:15)
場所:かながわ県民センター 705 (神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
定員:24名
参加費(資料代・ゲストへのカンパ):500円
共催:ジュマ・ネット/WE21ジャパンあさお/WE21ジャパン旭/WE21ジャパンいずみ/
WE21ジャパンかなざわ/WE21ジャパンざま/WE21ジャパンとつか/
WE21ジャパンひらつか/WE21ジャパンほどがや/WE21ジャパン大和
【第2回】
日時:2009年9月16日(水) 10:30~12:30(開場:10:15)
場所:大和市民活動センター 会議室( 神奈川県大和市中央1-5-1 )
定員:20名
参加費(資料代・ゲストへのカンパ):500円
共催:ジュマ・ネット/WE21ジャパンあさお/WE21ジャパン旭/WE21ジャパンいずみ/
WE21ジャパンかなざわ/WE21ジャパンざま/WE21ジャパンとつか/
WE21ジャパンひらつか/WE21ジャパンほどがや/WE21ジャパン大和
※第2回報告会は、ランライ・ムローさんのみの講演になります。
【報告内容】
この8月に第3回ミッションを果たしたばかりのチッタゴン丘陵委員会※の動きや成果、
各ステークホルダーの反応等を、弁護士で人権活動家、そしてチッタゴン丘陵委員会
共同代表のスルタナ女史から、チッタゴン丘陵地帯に住む先住民族として、当事者と
しての証言を先住民族リーダーのランライ氏から伺います。
バングラデシュ及び、チッタゴン丘陵地帯の最新の動向を伺います。
★通訳がつきますので、どなたでもご参加いただけます。
【バングラデシュゲストの紹介】
Sultana Kamal(スルタナ・カマル)
1950 年バングラデシュ生まれ。
人権NGO、Ain o Salish(法と裁き)の常務理事、
また弁護士であり、政治活動家でもある。両親とも
有名な活動家、作家、詩人であった。
2008年度の選挙管理内閣の大統領の
主席アドバイザーでもあった。
また2008年からは、チッタゴン丘陵委員会の
共同代表も努めている。
Ranglai Mro (ランライ・ムロー)
1970年バングラデシュ生まれ。
ムロー民族のリーダー。1991年草の根NGOを
創立し、分散したムロー集落をまとめ、教育や
平和な社会作りに取り組む。軍の不当な土地
収奪に反対の声をあげ、2007年2月に軍に
連行され、激しい拷問を受けて心筋梗塞となり
病院に運ばれる。
約2年間の拘束の末、2009年1月下旬に解放。
【バングラデシュ・チッタゴン丘陵とは】
バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯には古くからモンゴロイド系の先住民族ジュマの人々が
住んでいました。その地へ1970年代から政府による大規模な入植政策と軍事占領が始まり、数々の人権侵害と虐殺事件から紛争へと発展しました。1997年には政府とジュマの間で
和平協定が結ばれ、紛争が終結したものの、2008年の現在まで政府は和平協定の約束を
実施せず、様々な人権侵害が続いています。新政権の中心政党であるアワミ連盟は、
「チッタゴン丘陵和平協定の完全実施」をマニュフェストの中に挙げており、まさに今、和平実現へ
の機運が高まっています。
※【チッタゴン丘陵委員会とは】
1980年代後半に欧米の人権活動家たちによって設立された組織で、1990年にチッタゴン丘陵と
トリプラ州を訪問し、『Life is not Ours(人生はわがものにあらず)』と題する報告書で世界に
チッタゴン丘陵の問題を世界に知らせました。その後、先住民族の内紛を理由に活動を停止して
いましたが、2008年に5月にチッタゴン丘陵委員会の活躍が再開し、ジュマ・ネットもこの動きを
支援しています。その後、最初の訪問が2008年8月に実施され、現地社会に非常に大きな
インパクトをもたらしました。
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