フィリピン・ベンゲット州における鉱山開発地域の環境活動~「先住民族の命と暮らしだより」
フィリピン・ルソン島北部、ベンゲット州を含む山岳地域(コルディレラ地域)は、
先住民族の人びとの暮らす地域で、豊富な資源に恵まれていますが、
開発に伴う環境や健康への被害の問題も多く起こっています。
鉱山開発地もしくは跡地に生活し、一部の地域では係争を伴う厳しい状況下にあって、
先住民族の人びとの命と暮らしと文化を守るために、
WE21ジャパンでは以下のような取り組みを行っています。
1)生活支援と環境回復、
2)鉱山跡地の環境回復と地域社会の生活再建
3)開発に伴う問題についての意識啓発や提言活動
現地の様子、活動の状況につきましては、こちらをご覧ください。
「先住民族の命と暮らし」だより1号.pdf
1)生活支援と環境回復
専門家の力を借りて、農業と環境改善に有効な燻炭(くんたん)と木酢液づくりを行ない、
生活向上を図るとともに、環境回復活動を進めています。
また、現地でこれらを行なうことのできる人材育成を行なっています。
2)鉱山跡地の環境回復と地域社会の生活再建
開発によって環境や地域社会が破壊された跡地(キブガン郡ルボ村)にて、
住民グループを形成し、苗木場づくりや植林活動に取り組んでいます。
持続的な環境づくりのため、一般の樹種の間に換金作物を混栽する
「アグロフォレストリー(森林栽培)」や、日本の鉱山跡地の回復などについての
学習を行なっています。
現地パートナーNGO「シュントック」が住民たちと協力をしながら、
鉱山開発によって破壊された跡地の回復とコミュニティの暮らしの再建の活動を開始しました。
3)開発に伴う問題についての意識啓発や提言活動
会合やイベント開催などを通じた意識啓発、調査活動、関係諸機関への提言、
係争地での出来事・闘争の記録などを行なっています。
環境保護および反鉱山開発キャンペーンの強化継続のために、
現地パートナーNGO「アロヨン」が、定例ミーティングやフォーラム開催を通じて
ベンゲットの環境及び先住民族への情報提供を行い、意識啓発を図るとともに、
調査活動を継続し、係争地での懸念事項について関係諸機関にロビーイングを行ないました。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【事業名】
フィリピン・ベンゲット州における鉱山開発地域の環境活動
【実施団体】
特定非営利活動法人WE21ジャパン
現地パートナー団体:「アロヨン・ヤ・パクデ・ディ・ベンゲット」、「シュントック」、「イヤマン」
【実施地】
フィリピン共和国ベンゲット州 キブガン郡、ボコッド郡、カパンガン郡、バコン郡、バギオ市
【実施期間】
2011年4月~2012年3月(昨年度から継続。その後の継続についても予定)
【助成】
アジア・コミュニティ・トラスト特別基金「アジア民衆パートナーシップ支援基金」
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
