文字の大きさ

WE21ジャパンからのお知らせ

【お知らせ】【報告】ザ・ピープル活動報告会 「福島に希望の種を蒔こう! ふくしまオーガニックコットンプロジェクト2017」

WE21ジャパン・グループでは、11の地域NPO*が、福島県いわき市の「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」などを実施する「ザ・ピープル」を支援しています。
今回、支援地域の一つWE21相模原の主催で「ザ・ピープル」理事長の吉田恵美子さんをお招きし、活動報告会を開催しました。

ザ・ピープル活動報告会
「福島に希望の種を蒔こう! ふくしまオーガニックコットンプロジェクト2017」

・開催日:2017年5月10日(水) 
・会場:かながわ県民センター

people_1.jpg
「ザ・ピープル」理事長の吉田恵美子さん

●6年目を迎えた「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の成果

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは3つの団体により支えられています。
いち早く災害ボランティアセンターを立ち上げた市民団体「ザ・ピープル」、震災後に3つのNPOによって設立された「いわきおてんとSUN企業組合」、帰還地に賑わいと生業を生み出す「広野わいわいプロジェクト」が共同して実施しています。

コットン畑では初年度100kgだった収量が2016年度は1トンを超え、手間のかかる有機栽培は援農参加者が教育機関や企業にも広がり、これまでで2万人にもなりました。

綿花からできたコットンベイブ(綿の人形)の販売に加えて、コットンベイブづくりの講座を行っています。
地域の女性たちが講師として作り方を指導すると、参加者から「ありがとう」と言われ、女性たちがどんどん主体的になっているそうです。
これまで支援を受ける側であったのが、人に与える(教える)活動をすることで元気になり、次はビスコッティの製品化に挑戦しているという報告を嬉しく伺いました。

また、農業者の高齢化や組織の若返りという課題については、ニートの若者たちや組織の若手スタッフたちにより今後が期待されるとのこと。課題を同じくするWE21の参加者は興味津々でした。

2016年度は、いわき市と福島県とで別々に運営されている公営住宅で住民たちの分断が起きていたことから、互いの交流のために「みんなの畑」を始めました。
コットンを一緒に育てることでつながりをつくる活動には、海外からの視察もあり、内戦後の農業者の自立を模索するコロンビアや、住民対立の融和のヒントにとコソボからも来訪があったそうです。


●地域から世界に広がる福島のオーガニックコットン

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは次の一歩として、来年度は全国コットンサミットをいわき市で開催し、2022年までの目標として、いわき固定種のコットンを育てる土壌をつくること、地域課題の解決のための農業があることを実証するなどが掲げられました。

その他、手仕事を生み出し人とのつながりをつくるものとして、コットンから糸を紡ぐための道具、スピンドルとチャルカが紹介されました。
折り畳んで巾着袋に収納できる「チャルカ」は、初心者でも紡ぎやすいと実演してくださいました。

people_2.jpg
チャルカ(右)とスピンドル

people_3.jpg
チャルカで綿から糸を紡ぐ実演を披露


そして定期的に届くオーガニックコットンを糸に紡いで事務局へ送ると、ランプシェードがつくられメモリアル行事で点灯されるという「コットンランプシェードプロジェクト」が企画されています。

コットン製品はいろいろ開発されており、今治タオルや浜松の手ぬぐい、おやすみ手袋などのほか、自然素材の製品を扱う(株)LUSHとコラボした風呂敷は、世界49か国900店舗で販売されているとのこと。
地域を再生するための活動と、製品の今後の広がりが楽しみです。

people_4.jpg
コットン製品いろいろ

*11の地域NPO:WE21ジャパン青葉、WE21ジャパンいそご、WE21ジャパンかながわ、WE21ジャパン港南、WE21ジャパン相模原、WE21ジャパンざま、WE21ジャパンたかつ、WE21ジャパンひらつか、WE21ジャパンみやまえ、WE21ジャパン大和、WE21ジャパンよこすか

(広報・情報室/福井貴久子)

2017年05月12日 |