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2018年3月7日(水)、かながわ県民センターにて、神奈川新聞記者の田崎基さんから、政府与野党で議論が進む憲法改正ついて、憲法の何を、どう改正しようとしているのか、何が論点なのか、現在進行形の議論についてお話を伺う学習会を開催しました。

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講師の田崎基さん(神奈川新聞記者)

2017年12月に安倍政権より提示された4つの改憲項目、?自衛隊明記、?高等教育無償化、?緊急事態条項、?合区解消について、各内容と論点の解説がありました。そのうち大きな議論となるだろう?自衛隊明記については、第9条の1項2項は変えずに「自衛隊」を明記するという案が、閣議決定された集団的自衛権の一部行使が含まれる「自衛隊」であるのかどうか、定義が曖昧なまま発議される恐れがあり、憲法違反であるとする憲法学者の意見が多い集団的自衛権の扱われ方に注意が必要との示唆がありました。
また憲法改正の背景にある、憲法改憲勢力の計画的な草の根運動についての情報や、世論が改憲から護憲までおおよそ5種類に分けられる中で、同じ方向を向きながらいかに議論を深めるか、そして無関心層に働きかけることが大切であると話されました。

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緊急事態条項でのポイントを解説いただきました

改憲スケジュールは、早くすると2019年2月頃には国民投票が行われ、その背景にある国民投票法の内容についても言及がありました。学習会には48人室の会場が満席となり、後半の質疑応答では「改憲勢力の人たちは憲法改正後、どのような社会、国を作りたいと考えているのか?」、「市民の間で憲法改正の議論が充分なされないまま、国民投票とならないために、草の根でどのように議論を広げていったらよいか?」など熱心な質問が出されました。

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平日夜の開催にもかかわらず、満席となった会場

今回の学びを基に、改憲の動きを様々なメディアを通してウォッチし、一人ひとりが自分の考えで判断できるよう、市民の議論の輪を広げていくため、WE21ジャパンでは今後も憲法改正をテーマにした市民の学びを広げていきたいと考えています。

主催:WE21ジャパン
NGO非戦ネット関連イベント

2018年03月15日 |