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2018年5月19日(土)、第19回通常総会の記念講演として、望月衣塑子さん(東京新聞社会部記者)を招いて、
政治や武器輸出の取材を通じて考えるメディアの役割などについてお話を伺いました。

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講演会では、森友・加計問題、官房長官会見、武器輸出、前川前事務次官や伊藤詩織さんへの取材など、
望月さんが追求してきた社会問題について、その取材の経過や関係者とのやりとりをお話いただきました。

その後、メディアは権力とどう向き合うべきか、メディアによる権力の監視・チェックの役割などに言及され、
志ある記者が集まって会社を横断した勉強会を開催したり、政治評論家や同じ報道分野に関わる多方面の方たちからの応援が届く中、萎縮せずにジャーナリストとして信念を強く持つことの大切さを強調されました。

日本の報道自由度ランキングは、世界の中で67位と、とても低くなっています。
「ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じることだ。それ以外のものは広報にすぎない」という
小説家、ジョージ・オーウェルの言葉も引用しながら、
"権力側が隠そうとすることを明るみに出すこと"を自身のテーマとして取り組んでいるとのことでした。

私たち市民が、社会で起きているさまざまな問題を知り、考える時、
テレビや新聞が伝える情報はとても影響が大きく、それを伝えるメディアの存在はとても重要です。

当日の参加者は63人、会場はほぼ満席となり、
参加者からは、「もっと事実が透明化され、知ることができ、伝えられる世の中になってほしい。そのためにメディアの在り方、記者の存在は大きい」、「毎日の新聞・ニュースにもっと関心を持って、聞いたこと、見たことを回りの人に話していきたい」などの感想があり、
今後の、志あるジャーナリストの皆さんの活動に期待しながら、市民として情報を精査し判断できる力をつけていく必要を再確認しました。


【第19回通常総会 総会記念講演会 開催概要】

◆日時:2018年5月19日(土)14:00-16:00)

◆講師:望月衣塑子さん(東京新聞社会部記者)

◆会場:JICA横浜 4F会議室かもめ(横浜市中区新港2-3-1)
    
◆参加費:500円

◆主催:認定NPO法人WE21ジャパン

【講師プロフィール 望月衣塑子さん】
19149031_1353708421351196_2434341961092203601_n.jpg東京新聞社会部記者。千葉、埼玉など各県警、東京地検特捜部、東京地高裁の裁判担を経て経済部に復帰。社会部で武器輸出、軍学共同を主に取材。「世界」6月「国策化する武器輸出」、「武器輸出と日本企業」(角川新書)、「武器輸出大国ニッポンでいいのか」(あけび書房)、四半世紀を綴った「新聞記者」(角川新書)を発売。近著に「追及力」(光文社)、「THE 忖度」(KKベストセラーズ)。去年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。


>>チラシ(PDF版)はこちら

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2018年05月25日 |