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2019年5月18日(土)、第20回通常総会の記念講演として、清水俊弘さん(地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)代表理事)を招いて、地雷根絶に向けてのこれまでの歩みと、オタワ条約発効から20年たった現在の成果と私たちの課題についてのお話を伺いました。

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当日の参加者は42人、講演会では、1999年3月のオタワ条約発効までの道のりから、その後20年の実状をお話しいただきました。

手足の損傷や失明など、人の身体、そして金銭的にも、一生にわたり苦しめ続ける
「悪魔の兵器」と称される対人地雷の恐ろしさと、その兵器による影響が説明され、世界の90か国に地雷の問題まだあること、被災者の約8割が非戦闘員であること、被災者の生活への影響など、普段私たちが知ることができない現状を知ることができました。

条約発効までの険しい道のりもさることながら、条約の実質的な進捗を見守る"市民の目"ランドマインモニターのしくみにより、164ヵ国の締約国へ条約をしっかりと遵守させ、地雷生産の禁止、備蓄地雷の廃棄、埋設地雷の除去、そして被害者の支援と着実の成果を上げています。

JCBLは、今後の取り組みとして、朝鮮半島の地雷問題、ミャンマーの被害者支援と、条約締約への働きかけ、無差別兵器の製造企業に対する投融資禁止キャンペーン"ESG (E=Environment, S=Social, G=Corporate Governance)" の推進を進めており、ESGの話の中で、日本が運用している政府年金運用基金(GPIF)が、クラスター爆弾の製造企業へ流れており、私たちの納めている年金が、恐ろしい兵器を作る資金となっていることを知り、けして他国だけの問題ではないことを認識しました。
質疑応答では、参加者より、「回収された爆弾は、どのように処理されているのか?」などの質問がされ、みなさんの関心の高さがうかがえた講演会でした。


【第20回通常総会 総会記念講演会 開催概要】

◆日程: 2019年5月18日(土)

◆時間: 14:00-16:00(13:30開場)

◆講師: 清水俊弘さん(地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)代表理事)

◆会場: JICA横浜 4F 会議室かもめ(横浜市中区新港2-3-1)
    <アクセス>JR線・私鉄「桜木町駅」から徒歩15分、または
          みなとみらい線「馬車道駅」4番万国橋出口から約8分

◆参加費: 500円


◆主催:  認定NPO法人WE21ジャパン

【講師プロフィール】

清水俊弘さん
1962年東京生まれ。大学卒業後、小学校教員、高校講師を経て 1987年、日本国際ボランティアセンター(JVC)に参加。
タイ・カンボジア国境の難民キャンプ、カンボジア国内の復興支援、東チモール、アフガニスタンなどの緊急対応担当を経て、2002年から2012年まで事務局長。同年6月末に退任。現在は副代表理事。一方、カンボジア駐在時より対人地雷の世界的禁止を求める国際NGOのネットワーク、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)に参加。1997年、地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)の立ち上げに参画。2016年から代表理事。獨協大学国際教養学部、立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師。穴山の穴場カフェ「おちゃのじかん」マスターでもある。

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チラシ(PDF版)はこちら.pdf


2019年05月27日 |